生い立ちムービーとは
生い立ちムービーは、新郎新婦が誕生してから今までの「生い立ち」を紹介するムービーです。
結婚は人生の大きな節目になるため、今までの振り返りとして結婚式で流すことが定番になっています。
流すタイミングは結婚式の中でも披露宴の中座が選ばれることが多くあります。
中座ムービーならば5~8分くらいが適切でしょう。
新郎新婦により、挙式前や披露宴のオープニングムービーで流す場合もあります。
このページでは結婚式の定番である生い立ちムービーについて詳しく説明しています。
基本的な構成と写真選び
基本的には、「新郎パート→新婦パート→2人パート」の順に構成されます。
まず必要なのは、新郎新婦それぞれの幼少期や学生時代の写真です。
実家に帰って使えそうな写真をかき集めましょう。
もちろん、データでも構いません。
0歳、1~3歳、幼稚園(保育園)、小学校、中学・高校、大学……と、それぞれの年代に1枚くらいあれば十分です。
もし「中学生のときは写真残ってない!」というようなことがあっても、その分他の年代でカバーすれば大丈夫です。
1人で写っている必要はなく、家族や友達、ペットなどの写真でも良いです。
もしゲストとの写真を使う場合は、なるべく招待ゲスト全員が映るように配慮しましょう。
積極的に選びたいオススメ写真は以下のようなものです。
・生まれてすぐ(~6ヶ月)の写真
・兄弟姉妹、ペットとの写真
・性格(よく笑う、泣き虫など)が分かる写真
・好きだった物(遊び、食べ物)の写真
・部活など、熱心に取り組んでいたことの写真
枚数は多くなっても少なくなっても構いませんが、新郎と新婦でなるべく数は揃えてください。
新郎新婦それぞれの写真が選べたら、次は2人の写真です。
今までのデートの写真などを使いましょう。
もし写真が少ない場合は今から近くの公園などに撮りに行っても良いです。
どんなに少なくても最低3枚はないと寂しいかと思います。
写真が少ない場合の対処方法
最近の写真は撮りに行けば良いですが、幼い頃の写真は今さら撮りに行けないですよね。
そんな時の対処方法をご紹介します。
・文字を多めにする
1枚の写真が映る時間を長くします。
普通は「写真→写真→写真……」と進んでいきますが、写真が少ない場合は「幼少期(文字)→写真→写真+〇月〇日に誕生、幼い頃は〇〇な性格、あだ名は〇〇」など、ひとつの写真に対して多めに説明コメントを入れる方法があります。
コメントは一度に表示させるのではなく、少しずつ。
一度に表示する文字数は普通と同じ20文字くらいが目安です。
・動画から切り取る
写真としては残っていなくても、動画ならある!という場合は動画からトリミングしましょう。
少し画質は落ちますが、大画面に映すと大抵の写真は画質が落ちますので、あまり気になりません。
・断りを入れる
笑いの分かるゲスト層なら、「この頃の写真は残っていませんでした!!」と正直に書いてしまうのもアリ。
・生い立ちは少しだけ
ゲストが主に見たいのは幼少期の写真。
学生時代の写真が少なめなら、生い立ちは前半だけにして後半はメッセージなど別の動画を入れるのも良いでしょう。
・ムービー自体を短くする
中座ムービーは5分ほどないと寂しいですが、例えばオープニングで流してみるのはどうでしょうか?
オープニングは2分ほどで良いですし、新郎新婦登場までの繋ぎの役割もあるので後半は別の演出でも作成可能です。
・生い立ちムービーをやめる
本当に写真がなくてどうしようもない!という時は、無理に生い立ちムービーを作る必要はありません。
中座ムービーの定番ではありますが、その他にも楽しめるムービーはたくさんあります。
また、中座ムービー自体を無くしてしまっても大丈夫です。
説明コメントを考える
写真が集まったら年齢順に並べ、それぞれの写真の説明コメントを考えましょう!
コメントは1つの写真につき20文字までにすると読みやすくなります。
忌み言葉や句読点は使わないように注意しましょう。
写真の順とコメントが決まったら、あとはBGMだけです。
BGMを決める
最後に音楽を決めます。
パートごとに分けて3曲用意しても良いですし、新郎新婦+2人で分けても、最初から最後まで同じ曲でも問題ありません。
生い立ちムービーは音楽とのズレは気になりにくいので、ムービー自体は無音にして式場で音楽を同時再生すると安く済みます。
準備完了
ここまで決まればあとはムービー作成ソフトで編集するだけです。
最近は結婚式用のムービー作成ソフトも多く出ており、写真を選ぶだけで簡単に作成ができます。
ムービーを外注するにしても、写真の準備は自分たちで行う必要があります。
難しく考えずにとにかく写真を選ぶところから始めましょう。