ゲストを招待するうえで大切なこと
挙式・披露宴の演出を考えるとき、まず頭に入れておいて欲しいことがあります。
それはゲストへのおもてなしの気持ちです。
結婚式の主役はもちろん新郎新婦です。
しかし、主役だから全て好きなように進めていいわけではありません。
まずゲストは全員が全員、式を楽しみにしているわけではありません。
両親、兄弟姉妹、大親友ならば楽しみにしてくれているでしょう。
ですが、会社の同僚や親族、あまり交流のない友達……その中には「立場的に出席しないといけない」「断れずに仕方なく来た」というゲストもいるかもしれません。
そういった人達にも少しでも楽しんでもらえるよう、精一杯おもてなしをする必要があります。
「独りよがりでつまんない式だな」と思われないようにしましょう。
ゲストの負担
全員が楽しみにしているわけではないとは言っても、大部分のゲストは結婚式に参加できることを楽しみにしてくれていて、お祝いの気持ちを持って来てくれています。
ただ、そんなゲストにも必ず負担はかかっており、お祝い100%の気持ちで来ることはありません。
まず、御祝儀は友人で3万円、上司なら5万円~が相場です。
これは個人にとってとても大きい金額です。
お金の話はそれだけではありません。
出席するためのドレス、バッグ、靴、アクセサリー……これらは結婚式用に準備する必要があり、数万円かかります。
さらに交通費や宿泊費。
最終的にお車代としてお返しするとしても、一時的な負担をさせることはあるでしょう。
ただの食事会としてはあまりに大きい金額です。
「料理出すしおっけー!」では済まないことが分かると思います。
また、金銭面以外での負担もあります。
着慣れない服装でわざわざ足を運んで貰うこと自体が大きな負担ですし、遠方ならば泊まりがけの大荷物で長旅です。
予定も丸1日~2日、空けてもらわなければなりません。
場所を調べたり、日程を組んだり、準備で買い物に行ったり……といった時間もあるでしょう。
「おもてなしの心」を忘れない
「結婚式に行く」というのは、想像以上に手間とお金がかかっています。
普段、自分の意思でライブやイベントに出かけるのとは全く違います。
そんなゲストをお迎えする側としては、おもてなしの心を絶対に忘れないようにしてください。
主役は新郎新婦ですが、自分だけではなくゲストのこともしっかり考えましょう。
どうすれば、ゲストが喜んでくれるのか。満足してくれるのか。
それを常に考えることが、「素敵な結婚式」を作るコツです。