ブーケトスとブーケプルズ

ブーケトスとブーケプルズの違い

花嫁が未婚女性に向けてブーケを投げ、キャッチした人は次に結婚できると言われているブーケトス。
最近は「幸せのおすそ分け」として、未婚既婚関係なく行ったり、男性も混ぜたりしています。

ここでは、ブーケトスとブーケプルズの違いや演出について書いています。

ブーケトス

花嫁が後ろを向き、ゲストの方向へブーケを投げる一般的な方法です。
ブーケを投げられるのは人生でこの時だけ。
一度はやってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。

ブーケトスはその場で参加者を集められるため、参加したい人だけが自由に参加できます。
(事前に選んでおくこともできます。※後述)
また、「この人に取って欲しい!」というゲストがいるのであれば、そちらの方向へ投げるということも可能です。

ただ、「次に結婚できる」と言われているブーケを積極的に取りに行くのが恥ずかしいというゲストもおり、遠慮してしまうこともあります。
地面に落ちてしまうと微妙な雰囲気になりますので、ブーケトスはゲスト層を考慮して行いましょう。

良い所
・その場で参加者を募集できる
・ブーケを渡したい人に向けて投げられる
・欲しい人に当たりやすい

悪い所
・ゲストが遠慮しがち
・ブーケが地面に落ちてしまうことも……

ブーケプルズ

1本のリボンだけをブーケと繋げておき、他のリボンは一緒に握りしめておきます。
ゲストにリボンの反対側を1本ずつ持ってもらってせーので引っ張り、ブーケと繋がっていた人が当たりです。

ブーケトスと比べ、ブーケプルズを選ぶ一番メリットは「絶対に当たりが出る」ことでしょう。
投げたブーケが変な所に行ってしまった……ゲストが遠慮して誰も取らなかった……のような理由で地面に落ちてしまうことがありません。
また、自分で取りに行くわけではないので「がっついている感じ」が出にくく、気軽に参加できるということも大きなポイントです。

デメリットとして、リボンの準備が必要なので参加人数が多いとお金がかかります。
(用意してくれる式場もあります)。
参加者があまりに多すぎるとリボンが絡まるかもしれません。
広がった時の見た目は10~20人が綺麗です。

また、参加者側のデメリットとしては「参加している振り」ができないことが挙げられます。
ブーケトスなら内心ブーケはいらないと思っていても「一応参加はするが手は伸ばさない」ということができますが、ブーケプルズは参加した誰もが当たる可能性を持っています。
参加したい人だけが参加できるように工夫しましょう。

運なので「この人に当たりやすくしたい!」というのは難しいですが、手渡しで配るのでこっそり当たりのリボンを確認して指定の人に渡すことは可能です。

良い所
・ブーケが落ちないので絶対に当たりが出る
・運で決まるので取りに行く恥ずかしさがない
・リボンを広げている状態が写真映えする

悪い所
・事前にリボンの準備が必要
・運だと誰に当たるか分からない(仕込みは可)

ブーケトスとブーケプルズ、どっちがいいの?

どちらもよくある演出ですので、大抵の式場ではどちらでも対応できますが、一応確認はしておきましょう。

オススメはブーケプルズです。
ブーケに必ず当たりが出るのが最大のメリットです。
ブーケトスだと積極的に取りに行かないといけないので恥ずかしいというゲストも多いですし、上手く飛ばさないとそもそも取れません。

どちらを選ぶかはゲストの層に寄ります。
参加者が多かったり、仲間内で「ブーケ絶対取るぞ!」と言っているような子がいる場合はブーケトスの方が良いでしょう。
取りたい子が前に出てきてくれるので、上手く飛ばせば地面に落ちるアクシデントは起こりにくいです。

逆に参加者が少なかったり、積極的な性格の子が少ない場合はブーケプルズの方が気楽に参加してもらえます。
既婚者多めの場合もブーケプルズがオススメです。

ターゲットとするゲスト

本来は「未婚の女性」がターゲットのこのイベントですが、冒頭に書いたように最近は「幸せのおすそ分け」として幅広いゲストが参加しています。
何パターンかご紹介します。

①未婚の女性

未婚の女性だけに参加してもらう本来の形です。
本来の形ではありますが、ゲスト層を十分考える必要があります。
「未婚の女性」として前に出ないといけないからです。
仲間内で一番早く結婚したような場合は良いですが、既婚者の方が多い場合はよく考えましょう。

ゲストに年上の未婚者がいる場合も同様です。
未婚の女性のみで行うこと自体は悪いことではありませんが、自由参加にすべきです。
人によってはデリケートな問題なので、間違っても「名前呼び出し」はしないようにしましょう。

②女性だけ

未婚既婚関係なく、女性は全員参加できるようにする形です。
これなら未婚であることを晒されるわけではないので、未婚者が少数でも参加しやすくなります。
ただ、既婚者がブーケを受け取った際に「あの人既婚なのに!未婚が貰うべきでしょ!」と思ってしまうゲストもいます。
ゲスト層をよく見極めて選びましょう。

③男性も参加

最近は女性に加え、男性も参加することも多くなっています。
ただ、ブーケが欲しい男性は少ないかもしれませんので、ブーケの代わりに他のものを投げることも考えてみましょう。
男女で分けて新婦はブーケ、新郎はブロッコリーを投げる「ブロッコリートス」も定番です。
これならブーケトスで置いてけぼりになる新郎や男性陣も楽しめますね。

④参加者指定

関係性などから新郎新婦側で参加者を選ぶこともできます。
たくさんゲストがいるけど、ブーケは親族ではなく友人に取って欲しい!親友に取って欲しい!という場合などに有効です。
単純に仲の良さだけで選んでしまうと選ばれなかったゲストに不満が残るかもしれませんので、誰もが納得できるような選び方をしましょう。

○→「一緒育った兄弟姉妹」「キューピッドになってくれた大学の友人達」「友人だけ全員」
×→「特に仲の良い子だけ」「大切な人だけ」

参加してもらうゲスト

ターゲットにするゲストと実際に参加してもらうゲストは別物です。
目立ちたくない、ブーケはいらない、参加したくないというゲストもいるからです。
これもゲスト層を考慮して決める必要があります。

①全員参加

ターゲットとした層のゲストは全員参加してもらう方法です。
最初から人数が確定しているため、特にブーケプルズのリボンや参加賞などが用意しやすいというメリットがあります。

参加者が決まっていて分かりやすいので、他の方法と比べてゲストを抽出する手間もありません。
その場で司会者が「未婚の女性は前にどうぞ!」「女性の皆さんは前へ!」などと声をかけるのが一般的ですが、未婚の女性全員強制参加は嫌われることがありますのでゲスト層をよく考えましょう。

②事前に参加希望アンケート

ターゲット層のゲスト全員に、参加したいかどうかを聞いておきます。
人数が多いと連絡が手間ですが、参加したい人だけに参加してもらえます。
演出がサプライズにならない(ブーケトスをやるとバレてしまう)のがやや難点ですが、定番演出なのでそこまで気にならないでしょう。
こちらも事前に人数が確定する方法です。

当日、「参加される方は前へ」と言うとターゲット層以外のゲストでも参加したい人が出てきてしまいます。
ですので、呼び出しを使いましょう。

・名前呼びだし
当日司会者から名前を呼んでもらう方法です。
ゲストにとってはとても分かりやすいですが、恥ずかしいというゲストもいるので注意です。
1人ずつ名前を呼ぶので時間もかかります。

・マークを付けておく
参加したいと言ってくれたゲストの席札などにシール等でマークを付けておきます。
司会者からは「席札に★マークのついている方!」などと呼んでもらいます。
事前に参加者が決まっているのならば一番スマートですが、披露宴前にブーケトスを行う場合は席札はまだ持っていないのでこの方法は使えません。

・受付でカードを配る
参加するゲストが受付をした際に参加カードを配る方法です。
「カードをお持ちの方!」と呼び出してもらいます。
受付の手間が増えるということが難点です。

③その場で参加者募集

事前に人数を決めず、その場で参加したい人だけ参加してもらう方法です。
周りの空気を見ながら自由に参加を決められるので、ゲストにとっては一番気楽です。
デメリットとしては、参加者が集まらないこともあるということです。
最初の1人が手を挙げないとなかなか参加者が集まりません。
その場合は最終的に全員参加のようになることもあります。
また、参加者数が事前に分からないため、ブーケプルズのリボンや参加賞の用意が大変かもしれません。

景品はどうする?

参加してもらうゲストが決まったら、使用するブーケ等の準備です。
ブーケやその他景品、参加賞については次のページにまとめています。

ブーケトス・ブーケプルズの景品

参考にしてみてください。

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