結婚式の挨拶・スピーチ

挨拶・スピーチは必要?

余興を行わない披露宴であっても、ゲストに挨拶やスピーチ等はお願いしたいなと思っている方も多いのではないでしょうか。
絶対に必要というものではありませんが、無いと新郎新婦からの一方通行な雰囲気になってしまいます。
また、職場や友人から見た新郎新婦のことは、親族はあまり知らないもの。
親族にとってはそれを知る良い機会でもあります。

スピーチはある程度決まった形があり、余興と比べると準備も少なくて済みます。
頼めるゲストがいるのであれば、1人はお願いした方が良いでしょう。
ただ、話すのが苦手なゲストもいますので、誰に頼むかはよく考えてください。

どんな場面で挨拶・スピーチがある?

まず、場面ごとの挨拶・スピーチそれぞれの特徴を並べます。

主賓挨拶

主賓とは、ゲストの中で最も格の高い人です。
新郎新婦紹介後、乾杯の前に行います。
最近はカジュアルな式で主賓がいない場合、行わないこともあります。

乾杯の挨拶

主賓挨拶後、乾杯の合図をしてもらう人です。
「乾杯!」だけでも良いのですが、その前に一言スピーチをすることも多いです。

他にもスピーチがある場合は短めに、スピーチがここだけなら少し長めでもよいでしょう。
ただし、あまり長く話していると他のゲストが疲れてしまいますので、1分~3分程度が最適です。

お願いするときに「乾杯前に○分程度のスピーチもしてほしい」と言っておくと、頼まれた方も迷わずに済みます。

スピーチ

スピーチは通常、新郎側ゲスト・新婦側ゲストからそれぞれ1~2人にお願いします。
スピーチだらけになっても聞いている方は退屈ですので、頼む相手や時間のバランスを見て決めます。

乾杯の挨拶とは違い、この時にはゲストの手元に食事があるので、多少長くなっても退屈はしにくいです。
もし時間に要望があるのであれば事前に伝えておきましょう。

誰に頼む?

主賓挨拶は一番格の高いゲストですので、一般的には上司や恩師などにお願いすることになります。
また、乾杯挨拶も主賓に次いで格の高いゲストにお願いすることが多く、「主賓挨拶は新郎側」「乾杯挨拶は新婦側」で一番格の高いゲストにするのも選択肢のひとつです。

ゲストに上司や恩師がいない場合、親戚に主賓挨拶をお願いすることもありますが、友人メインの披露宴であれば無くても良いでしょう。
その場合は乾杯挨拶は友人にお願いして構いません。

中盤で行うスピーチは、新郎又は新婦をよく知るゲストにお願いします。
職場の上司や同僚でもいいですし、仲の良い友人でも構いません。
新郎新婦の親は子供が職場や学校でどのように過ごしていたかをあまり知りませんので、意外と楽しみにしています。

新郎と新婦でバランスが取れるよう、人数も調整しましょう。
共通の知り合いやキューピッド的存在がいるのであれば、その人にお願いするのも良いでしょう。
片方のゲストだけがスピーチ多めになるのはあまり良くありません。

挨拶やスピーチを頼める人がいない時は

人見知りで人前で話すのが苦手なゲストにスピーチを頼むと、かなりの負担になってしまいます。
ゲストの中に適任がいないと思ったら、無理に決める必要はありません。
そうなるのはゲストの人数が少ない時だと思います。
小規模の式ならスピーチはなくても構いません。

ただ、ゲスト多めの場合やフォーマル寄りの式になる場合はできれば誰かにお願いしたいところです。

スピーチがない場合も乾杯の合図くらいは欲しいところですが、それも選べないようなら式場のスタッフさんにお願いすれば大丈夫です。
ゲストになるべく負担をかけないというのも大事な気遣いです。

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